Posted by Tatsuo NAKAMURA on Tuesday, June 17, 2008

前職でのことである。クライアントから報告書の書式を細かく指定されることがあった。

ページの枚数、背表紙の文字の色、上端からの距離など、かなり細かく規定される。その中でも、ページの枚数の指定には、高い金額のプロジェクトなのだから、最低でも何頁以上になるよう作成して欲しい、そうしないと内部稟議が通しにくいという担当者の切なる願いが込められていることもある。

自分には不可解なことであった。本来は量ではなく、質的な判断ができれば、1~2枚のエクゼブティブサマリーで必要充分なはずなのだ。世の中には、質的議論が出来ない時、量でごまかす事が多い。一つの事象を、軸の組み合わせで、何枚ものグラフや表を作成して、厚みを持たせたレポートを作成することもある。一方で、たくさんの情報から少数のキーワードだけで抽出した少数の文献だけを精査対象とすることもある。このような時、対象漏れとなった文献は「ゴミである」として一掃される。

ところで、1~2枚の図にたくさんの情報を積み込み、全体を一目観ただけで、マクロからミクロな関係まで見渡せたら、とてもわかりやすく楽であろう。なんといっても多数の図表を作成する手間が省けるし、説明もしやすい。薄型テレビの世界では、10年以上も前から、高精細高画質をうたってきた。そろそろ、情報抽出・解析の世界も、情報集積密度を精度の単位として取り入れては如何だろうか? 縦横のドット数が2倍になると、情報集積密度は4倍になる。文献ひとつを一つのドットで表して、全体とのバランスを考慮して正確に配置することにより、完成する全体図は色鮮やかな様々な情報を示すことになる。XLUSが表現している情報は、そのような高精細な世界なのです。